たまたま自分は秋葉の中古屋でともに572円(税込み600円)で購入しました。
一言で言うと、ともに同名のNHK特集のダイジェスト版です。
タイトル通り、ここで自分が意図しているのはソフトの紹介です。
最初に一般論、次に詳しくソフトの内容紹介です。
開発メディアクエスト,協力NHK、セガサターン用
で、プレイした訳なのですが、結構いいソフトなんですよ。
でも、ネット上でこれらの紹介はほとんど見たことがありません。
仮にも自分はそれなりにサターンに思い入れのある人間です。
こんな良作を埋もれさせておくわけにはいかないと思い立ちました。
で、その内容を詳しく紹介してみますね。
番組の要点部分を、ムービーで再生してくれます。
当然、自分のみたい任意の部分を選べます。
そして、若干の説明が文章で付いています。
「じゃあ、もとの番組を見た方がいいではないか」、といわれると全くそのとおりです。
でも、番組の要点だけを抜き出してあるわけです。
手っ取り早く、短時間で見られます。
もう一度あの番組を見ようと思うと、NHK特集を計20回分ぐらい見るわけですから。
莫大な時間がかかります。
自分はそれでもいいのですが、最大の問題はそれらが(ビデオ等の形で)手元にないことです。
これじゃ、いかんともしがたいですよね。
でも、このソフトだったらCDロムがあればおっけー。
サターンにCD入れて、あとは垂れ流しにしてご飯食べたり、皿洗ったり、パソコンでシレンやったりできるわけです。
内容は、NHK特集ですから問題ありません。
自分がこのソフトがいいと思ったのは、やはり任意の部分のムービーが見られることと、解説が付いているということによります。
正直に申し上げますと、自分はこのソフトに触れて初めてこう思いました。
ああ、これが次世代機だって。
だって、映像と文章がセットです。
これって、文字通りマルチメディア(複数の媒体)じゃありませんか。
CDロム等の、大量記憶媒体の正しい使い方だと自分は思います。
これを見てムービーを見直しました。
だってこれまでプレステでゴミRPGのムービーばかり見せつけられていましたからね。
新しい技術って、捨てたもんじゃないですな。
自分の知りたいものを、即座に映像で見ることができ、その疑問点を解説の文章で確認する。
素晴らしいじゃないですか。
もちろんこのソフト、サターン用のCDロムです。
不満点はいくらでもあります。
映像が少なく、解説の文章があまり詳しくない。
この二点はかなり痛いです。
でも、これはサターンの性能の制約ですから仕方ありません。
自分はこのソフトの可能性、将来性に惚れたわけです。
もしも同様のものをパソコンでDVDを使って作ったら、かなりすごいものになるはずです。
NHK特集の全編を収録し、解説には文庫本数10冊分のテキストを用意。
きっとできますよね。
NHK特集は偉大な知的財産ですからね。
(べつにNHKに限らず、BBCでもなんでも、個人的には矢追純一のUFO特番なんか欲しいです)
上のような形で、それを安価に発売してくれたら。
夢のようなお話です。
かなり気合いの入ったマニュアルが付いています。
開くといきなり、中村桂子さんのお言葉です。
で、メインはなんと言ってもNHK特集のムービーなんですよね。
解説についてですが、残念ながらしょぼいです。
でも、これだけではこのソフトのすべてを語ったことにはなりません。
これがまた、いいようもなく変なのです。
このソフトには「特別付録、どうなってるの!?生命。」というものが付いてきます。
ともかく、この調子でNHK特集をどんどんソフト化してくれませんかね。
ライフスケイプ、生命40億年はるかな旅
当然上質紙のフルカラー、半分は写真です。
ムービーが全部で50(一つ一つは短いですが)ほどありますが、それぞれの写真と要点付き。
マニュアルを読めばフトはいりません。(マジで)
(自分はこの人の「自己創出する生命」というのを読んでいるのでたまたまおっと思ったのです)
しっかりと学者が監修しているようです。
ナレーションは上田早苗アナウンサー。
いつものあの人です、雰囲気でまくりです。
というよりも、それ以外は蛇足というのが正直なところです。
ムービーと解説のみにするのが、コストも軽減できていいと思うのですがね。
このムービーなのですが、かなり画質は高いです。
画面サイズフルで、ちょっとざらざらしている程度。
サターンであることを考えると、十分賞賛に値するものでしょう。
トゥルーモーション使っているわけじゃないのに、凄いです。
ムービー中に言っていることと全く同じ事が書いてあるのみ、圧倒的に情報量が不足しています。
解説だけを読むことができず、必ずムービーを見なくてはいけません。
ムービーはキャンセルできますが、それでも次の解説を読むのに時間がかかりすぎます。
しかも解像度が低いから字が読みにくし。
このソフトには様々なミニゲーム(実験と称していますが)が付いています。
生命進化の歴史を発展段階ごとに8つのステージ(実験室)に分けます。
そして、それぞれのステージごとにミニゲームができるわけです。
言っていれば、意図が不明で全く無関係なのです。
しかも、実験(ゲーム)のレベルに達していないものが多い。
落差の機になるところです。
だから、それらを紹介してみますね。
「DNAを組み合わせて生命体を生成します」
最初はRNAだったという点には目をつむりましょう。
赤と緑の2種のDNAを4個その組み合わせます。
ということは、2の4乗で16とおりあるはずですが、できるのは4種類だけ。
手ぬっきぽいです。
「バクテリアを組み合わせて細胞進化を見届けます」
その、太古の細胞成立の際の共生の再現なのですが。
この実験は、奇妙な助手が行ってくれます。
助手はなんと、ミロのビーナス。
彼女に腕がないとの心配は無用です。
なんと、実写取り込みミロのビーナスから、安っぽいポリゴンのアームが生えています。
よかったね、ビーナス。
「進化の厳しさを身をもって体験しよう」
脊椎動物の祖先ネクトカリスになって、王者アノマノカリスから逃げ回ります。
ひたすら、逃げ続けるだけ、パワー餌なんて落ちていません。
画面はポリゴン2D横スクロール、サンダーフォース5ですな。
でも、実のところ捕まる方が難しいくらいです。
アノマノカリスの捕獲判定が口の一点にしかないので。
「古代魚を水槽で飼育しよう」
水槽の中に、5種類の進化段階の異なる魚がいます。
レントゲンモードといって、骨格の見られるモードが付いています。
進化段階ごとに骨格が変化することが分かります。
このソフト中、唯一意味のある実験室でした。
「巨大恐竜と無人島で過ごそう」
まず、中生代だから無人島なのは当たり前です。
絶海の孤島にたたずむバロサウルスを、イルカ・鳥・亀・テントウムシ・猿・神様になって観察します。
ただ、眺めるだけ。
しかも自分は表示されないので、カメであろうと神様であろうと、単なる視点変更にすぎません。
恐竜と哺乳類・鳥類が一緒にいるっておかしくないですか。
「大空を飛ぶプテラノドンになる」
ほんとうに、飛ぶだけです。
浮遊感がよくできているのですが、パンツァードラグーンはもっとよくできています。
いったい何なのでしょうか。
「森の仲間達との共生を体験する」
マウスになって、フンをして森を育てます。
このフンをフンコロガシに持っていかれたり、自分が鷹に捕まって食われたりしてはいけません。
説明書には「森の生命達は、実は複雑な連鎖のネットワークでつながっているのです」と書いてありますが。
このゲームの森の生態系は、木とネズミだけで構成されているようです。
鷹に食われたり、フンコロガシにフンをやるのだって立派な共生なんですけどね。
「サルからヒトへ−2足歩行と道具の使用」
このソフトで最もよくできたミニゲームです。
ぐりぐりよく動くんですよね。
狭い足場のなか、バナナが左右に浮遊しています。
それを、ジャンプでつかみます。
バナナを取ると
これを3回繰り返すと
で、これを3セット繰り返すとおさるは突然人間に進化します。
(一回ごとにバナナの高度が上がるので、踏み台・棒を使うのです)
1分くらいで、なんだかトランセルがバタフリーになったようです。
足場が狭いので
ってよくなるのです、それなりに難しい(でも15分あれば人間になれます)のでおもしろいかも。
Q&Aなんですけどね。
「バクテリアやミトコンドリアが私達の祖先だなんて、超信じられない。おかねもないしぃー。超ブルーな感じ。何か面白いことなあい?」
といういかすクエスチョンが付いています。
偏見かもしれませんが、こんな言葉を使うヒトはミトコンドリアなんて知ってるんでしょうか?
特に「社会主義の20世紀」なんか。
そしてこんなミニゲームを付けるのです。
「君はベルリンの壁の警備兵だ。偉大なるホーネッカー同志を捨てて逃亡を図る、反革命分子を残らず射殺せよ。」
とかね。